消防官の採用試験

消防官採用試験 【公務員採用試験】
東京消防庁 消防官採用試験 消防官は、各消防署で総務・警防・防災・救急・予防等の消防業務を行います。専門知識を生かして、消防行政に係る訴訟関係事務、火災のメカニズム研究などの業務に従事することも可能です。採用試験は専門系・Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類に分かれて行われ、地域の生命・身体・財産を守るやりがいのある仕事として人気を集めています。
人気度ランク4 難易度ランク4 専門性ランク4 稼げる資格ランク1
年間受験者数 12,680人 *註1 所要勉強時間
(目安)
7ヶ月~1年
年間合格者数 2,042人 *註1 資格登録者総数
合格率 16.1% *註1 平均年収
(目安)
700万円 *註2
*註1)2018年度実績(東京都)、註2)2013年度人事院発表データより

こんな方にオススメの資格

  • 地域の安全を守る、やりがいのある仕事をした方
  • 将来の安定した公務員職を目指す方

「消防官」に関する需要

日本全体で火事件数は年間の4万件を超えています。
消防官は、緊急の火事対応のほか、地震・台風・洪水など自然災害における救助活動も行います。

国家財政の問題で公務員削減がたびたび議論されますが、緊急事態において地域の生命・身体・財産を守る役割を担う消防官の重要性はむしろ高まっており、安定性・将来性の高い仕事といえるでしょう。

数字で見る消防官採用試験

消防官採用試験(東京都)の直近3ヶ年受験者数・合格率
  2016年2017年2018年対前年比
専門系受験者数8210058-42.0%
合格者数11139-30.8%
合格率13.4%13.0%15.5%
Ⅰ類受験者数7,528 7,136 6,043 -15.3%
合格者数472384465+21.1%
合格率6.3%5.4%7.7%
Ⅱ類受験者数3,860 1,669 1,574 -5.7%
合格者数9952121+132.7%
合格率2.6%3.1%7.7%
Ⅲ類受験者数6,829 6,912 6,500 -6.0%
合格者数370346368+6.4%
合格率5.4%5.0%5.7%
Total受験者数18,299 15,817 14,175 -10.4%
合格者数952795963+21.1%
合格率5.2%5.0%6.8%

試験合格のポイント

競争倍率6倍の難関試験で、受験資格でも年齢制限が定められています。
身体・体力検査や面接試験・論文試験もあり、消防官としてのトータル能力を評価されます。

教養試験で確実に得点し、論文試験・口述試験もしっかりとした対策をするため、公務員予備校やオンライン講座で的を絞って効率的に試験学習を進めることが必要です。

「消防官採用試験(東京都)」概要

受験資格【専門系(法律、建築、電気、電子・通信、化学、物理、土木、機械)】
 30歳未満の者で、大学を卒業した者(卒業見込みの者)
【Ⅰ類】
 ①22歳以上30歳未満の者
 ②22歳未満の者で、大学を卒業した者(卒業見込みの者)
【II類】20歳以上30歳未満の者
【Ⅲ類】18歳以上22歳未満の者
※年齢はすべて、採用予定年度の4月1日現在
試験実施日専門系   1次6月、2次7月
Ⅰ類1回目 1次6月、2次7月
Ⅰ類2回目 1次8月、2次10月
Ⅱ類    1次6月、2次 8月
Ⅲ類    1次9月、2次10月or11月
試験内容専門系
【1次試験】
 ①教養試験(五肢択一式45問、試験時間120分)
 ③専門試験(記述式、6問中4問選択、試験時間150分)
  消防行政事務に必要である専門的な基礎知識について
  ※専門区分:法律、建築、電気、電子・通信、化学、物理、土木、機械
 ③論文試験(課題式1題、試験時間90分)
  800字以上1,200字程度

【2次試験】
 ①身体・体力検査
 ②適性検査
 ③口述試験
  個人面接および集団討論

Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類
【1次試験】
 ①教養試験(五肢択一式45問、試験時間120分)
 ②論(作)文試験(1題、試験時間90分)
 ③適性検査

【2次試験】
 ①身体・体力検査
 ②口述試験(個人面接)

 

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